新規04_かすみがうら市 飲食店 さく井工事
基本情報
施工場所・依頼主
茨城県かすみがうら市 割烹料理店(移転前は、茨城県土浦市)
時期
2022年2月~3月
(さく井工事:2週間、ポンプ設備工事・土木・配管・電気工事:1週間)
工事種類
- 新規さく井工事
- ポンプ設備工事
- 2次配管工事
- 2次配線電気工事
- 土木工事
井戸基本情報
- 口径:125mm
- 深度:100m
- ケーシング 塩ビ管
ご相談内容
店舗移転に伴い、新規で井戸を掘ってほしい。
以前(移転前)の店舗の新規オープン時にも新規さく井(掘削)を依頼いただいた、リピーターのお客様です。
新店舗も水道水より井戸水が良いとの強いご要望で、今回も弊社へご依頼を頂きました🙇♂️飲食店ですので、水質重視です🌈✨
対応内容概要
戸建てサイズの建物(飲食店)向けの、井戸工事 ポンプ設備、土木工事、2次側配管及び電気設備工事と全て一貫工事を行います。👷♂️✨
施工内容
機械の搬入と組立
2月8日(火)
組み立て中1
組み立て中2
組み立て中3
組み立て中4
もう日も傾いてきましたが、無事に組み立てが完了しました!明日から本格的に掘削開始です👷♂️
掘削前に、簡易的にお祓いを行いました。ご希望の場合は、地鎮祭も行えます。
掘削中、水質サンプル検査実施
2月12日(土)
※再生時は、音に注意してください。
順調に目標深度に近づいてます👷♂️
水を取水する、帯水層も出てきました🌈✨ので、地層サンプリングの簡易鉄分検査を行いました。
水質は、良好で問題無さそうです✨月曜日(14日)には掘削完了予定です!
無事に目標深度100メートル、掘削完了です👷♂️
ケーシング挿入
2月16日(水)
掘削完了後は裸孔が崩壊しやすくなります。裸孔の崩壊に配慮しながら、速やかにケーシング挿入(最終的に井戸となる塩ビパイプを裸孔に下ろす作業)をしなくてはなりません。
塩ビパイプを25本、これを1本ずつ繋ぎながら井戸の中に下ろしていきます。
1本4メートルの塩ビパイプ×25本
砂溜まり管を設置
パイプに穴開け加工をし、その上に網を巻いたストレーナー(別名:スクリーン管)です。
今回取水する帯水層は、地上から88メートルから96メートルの位置(深さ)にあり、その深さに合わせてストレーナーを設置します。
水を取水する帯水層(88m~96m)の下の96m~100mのところは、ストレーナーから流入してくる水と一緒に掻い潜ってきた、スケールや微細な砂などが沈澱するように砂溜まり管を設置します。
こうすることによって、スケールや砂はストレーナーより下に落ちるので、水を汲み上げても砂を巻き上げることを抑えることができるのです🌈✨
充填砂利投入
ケーシング全て井戸底まで下ろし終わってもまだ安心することはできません👷♂️💦
裸孔とケーシングの間には隙間があるのでまだ崩壊の可能性があります💦
ケーシングを井戸底まで下げ終わったら速やかに、帯水層からケーシング内部に砂の流入を抑えるフィルター材の投入です👷♂️💦
1ミリから2ミリくらいの粒径で、専門用語で充填砂利と呼ばれる硅砂をパイプと裸孔との間に均等に投入していきます。
フィルター材投入中
無事ストレーナーより上まで被るのを確認して、これで完了です👷♂️✨
仕上げ作業
裸孔と帯水層との間に、掘削の際に裸孔の崩壊を防ぐために使用した、土留め材の粘土を溶かして井内に投入した泥水壁を除去する作業で、地下水誘導作業のことをいいます🌈✨
コンプレッサーを使用し、エアーで井内の泥水を吹き上げます。
最初は泥で濁った水が出ますが、泥水壁が取れてくると帯水層から水が流入してくるので透明な水になってきます🌈✨
この作業を断続的に、井内の泥水壁が完全に取りきれるまで1日〜2日ほど掛けて行います。
最初は泥水交じりですが
だんだんきれいになって
とてもきれいな水になりました!
水質検査~井戸工事完了
2月17日(木)
水が完全に透明な清水になったら簡易水質検査を行い、水質良好であることを確認します🌈✨
今回も水質、水量、共に問題ありません‼️😁✨
これで井戸工事は全ての工程が終了です👷♂️
今後はポンプ設備工事に移行していきます🌈✨
他の現場と、業者さんとの絡みもあるため、今回は少し期間が空いてからの工事再開になります
土木工事
3月2日(水)
ここは駐車場になる場所なので、井戸が地上に出てしまうと駐車スペースが少なくなってしまう為、井戸は地下のマンホール式にします👷♂️
こうすることによって、井戸があっても通常通り駐車スペースとして使用できます🅿️
そのための土木工事を行いますが、弊社ではこういった場合でも熟練のスタッフによる施工が可能な為、全て一貫工事で対応できます👷♂️
まずは、丁張りをかけて地面を掘削
砕石の敷き均しと締め固め
井戸ポンプの据付け
これがポンプ本体です。ストレーナーから取水した水を吸い上げる心臓部です。
井戸内に据付けます。
これはポンプの管です。取水した水は、ここを通って地上まで揚がります。
土木工事続き
マンホール本体となるコンクリート桝を布設(ポンプの掃き出し部などもこの中に設置します。)
マンホールの設置が完了
ポンプピットの地上部の生コンの養生期間中
養生期間が終わったので、型枠を外しました。
ポンプ設備工事続き(圧力タンクの設置、2次側配線、2次側配管のための土木工事)
本来、圧力タンクは井戸の近くに設置するのが一般的ですが、お客様の要望で店内から外を見渡した時の景観を重視して、タンクは建物の裏側に設置する事にしました👷♂️
この先、圧力タンクまでの配管工事、圧力タンクの設置と工程を進めていきます。
圧力タンクを設置する場所のコンクリート基礎
重機でやれるところは重機で地面を掘ります。(配線、配管用)
機械で掘れない場所は手作業で掘っているときに出てきた、冬眠中のカナヘビちゃん。
2次側配管と配線工事、圧力タンクの設置
2次側の配管と配線工事に入ります👷♂️🔧
そして圧力タンクの基礎も養生期間が終わり次第、型枠を解体して圧力タンクの設置へと進んでいきます👷♂️🏗🔧
コンクリート養生の間に、堀った部分に電線と水を通す管を配置します。
ポンプ側からタンクまでの間をぐるっと配管、配線しています。
通します。
井戸ポンプから建物内に給水する前に、一時的に水を貯める圧力タンクをユニック車で釣り上げています。
無事に設置完了
ポンプピット内(マンホール内)での、ポンプ吐出部とも無事に配管できました。
舗装は、他の業者さんが行います。
今週火曜日(3月15日)、当社担当の工事は無事に終わり、引き渡し完了致しました✨
水質、水量共に良好です🌈✨
井戸工事から始まり、ポンプ設備、土木工事、2次側配管及び電気設備工事と全て一貫工事での対応でした。👷♂️✨
後日写真
井戸は、地下のマンホール式なので、駐車スペースとして使用できます🅿️
タンクも元気に稼働中!
かすみがうら市 和カフェ・割烹料理の 喜作さんでした。
目的、工事種類:01 さく井工事、01 新規 井戸掘削、02 ポンプ設備工事、付帯工事(2次配管)、付帯工事(2次配線)、付帯工事(土木工事)